【山那誠編】
「体イク教師」と「体イク祭」の間の、ある日の出来事。
他人から見ればラブラブなカップルにしか見えない二人だったが、
ヒロインは強姦され、脅される形で始まった関係のせいで、
誠を憎からず思いつつも素直になれない。
避妊をしてほしいと再三お願いしても「うっかり」で中出ししてくるのも納得いかなかった。
だというのに、この日も誠は起きてすぐに興奮し、中出ししてしまう。
しかもヒロインを気遣ってという名目でトイレまで抱えていき、敏感なところを口で愛撫したあげく、羞恥で真っ赤になったヒロインが放尿するところを観察。
ついに怒ったヒロインは、誠から離れるためにも日課のジョギングへと出かける。
しかしその後ろから、ついてくる足音があり……。
――色んな意味で大変だった頃を、誠の妻になったヒロインは、しみじみと思い出す。
【オマケ:西条凍時編】
「監禁婚～絶望の日々～」で、凍時との間に息子を授かった「監禁婚」ヒロイン。
その息子のことは愛せたが、やはり凍時のことは憎々しく思う日々だった。
そんなある日、ヒロインは厄介な風邪をひいてしまう。
しかも「愛する君が苦しんでいるのに仕事になんか行けないよ」と、
悲壮な面持ちの凍時がずっと傍にいるので、煩わしいことこの上ない。
その時、熱で朦朧としたヒロインは、ふと思った。
「何もやっても喜んでしまうこの男に風邪を移して、少しでも苦しめてやろう」と。
――珍しく甘えてくるヒロインのおねだりに浮かれきった凍時は、そんな思惑に気がつけずにいた。
